季節が夏とは違うのが日に日にわかる一ヶ月となりましたね。6月に植えた稲が実りをつけ、稲刈りの時期となり、先日が収穫の日でした。きらきら星を1年前、4年前に卒園した2名や、親御さんにもお手伝いいただき、行うことができました。稲を刈るのは子どもたちサクサクと、『ザックザック いねかりいねかり』を口づさみながら稲を刈る人、束にしてむすぶ人、干していく人、それぞれの役割の中から選び、一人一人が大活躍の姿を見せてくれました。

 子どもたちの日常の遊びをみていると、『ごっこ遊び』よくされているのを感じます。前々からのことではありますが、改めてごっこ遊びって、面白く、興味深くみえてきている私がいます。

ネコごっこ、家族ごっこ、お店屋さんごっこ、多種多様に様々な種類のごっこ遊びが繰り広げられていくのです。その遊びをみつつ、真剣に伝え合っている子どもたち同士の会話をよく聴いていると、『︎︎〇〇は、バブちゃんネコね。』『おねえちゃんね。』などと、設定が微妙に細かくされていって、自ら、自分の役割を決め、それになりきり、表現しながら遊んでいるなぁと感じます。

 それでは、【役割】をどのように捉え、イメージし、その子の中でつくりだされていくのかを考えてみた時に、私の中の一つの答えとしては、〝模倣〟〝憧れ〟〝モデル〟〝像〟といった、子ども側からして、そのような人物にあこがれていたり、あの人ように、あの子のように、またはあの頃のように、、、などといった『いいなぁ』と思う存在や相手、人物、動物、又は対象になりきること。演じること、それになること。

 こどもたちはこの過程で、自らの人格、パーソナリティ、キャラクター、性格といった自己の内側を遊びという中で、引き出してって増やしているように思う最近です。

2023年11月きらきら通信より 執筆yuko

ごっこあそび
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