image2015年度も夏休みに突入。きらきら星のみんなも海で、山で、夏を満喫していることでしょう。 夏休み前の海の日。年長・星組さんのお泊まりキャンプがありました。

7月19、20日に行われたお泊まりキャンプ。ほし組さん4人と、小学生6人、スタッフ2人の10人で、夜の自然塾に泊まりました。

一ヶ月、キャンプミーティングを重ね、夕ごはん、朝ごはんのメニューを考えてきたほし組さん。野外炊飯での練習では、遊んでいる小さい子たちに「ずるい!」と言いながらも、みんなの分のカレーを作りあげました。「辛いけどおいしい」と言って食べてくれる小さい子たち。「いっぱい働いて疲れた」と言いながらもほこらしげでした。

でも、キャンプの日が近づくにつれて、「行かないよ」「お父さんがいないけど眠れるかな」と心配するようすも。

そこは、はじめてのお泊まりキャンプ。不安にもなるよね。

そこで、秘密にしていた「夜のお楽しみ・夜の昆虫採集」の作戦をみんなで考えることにしました。すると、「昆虫ゼリーをしかける!」「ジュースは?」「みつがいいって!」と次々意見が出てきました。不安げな様子はどこへやら。トラップ作戦に目を輝かせていました。

そして迎えたキャンプ当日。大きな荷物を抱えて集まってきたほし組さん。卒業した小学生の先輩たちも一緒です。去年までと同じ調子で「おー!元気だったか?」となでてくる小学生にほし組さんたちはちょっと迷惑そう。 だってここまで考えて準備をしてきたのはぼくたちなんだもの!

 

image難しかったテント張りも、小学生を盗み見て「次はなにしたらいいのか」を考えました。「ぼくがひも引っ張るからペグ打って!」「わたしにもハンマー貸して」と力を合わせました。夕飯作りでも、手を出したがる小学生を、むしろけむたがっているようす。マッチも、蒔きも自分たちで。退屈になって遊びだした小学生に「ずるい」とも言わず、うちわで懸命に仰ぎます。困っていれば、小学生が助けてくれて、消えかけた火をつけてくれました。そうすると、やっぱり小学生はすごい!と見る目が変わる場面もありました。

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夕ごはんも、朝ごはんも、働きっぱなしのほし組さん。でも、文句を言う人はだれもいません。これはぼくたちのキャンプなんだ、というほこりが全身に現れているようでした。その証拠に、「おかあさーん」と泣く子は一人もいませんでした。帰りの会では、「ほし組さんが小学生に見えた」と言ってくれる小学生もいました。お楽しみだったトラップ作戦で「虫がとれなくてつまらなかった」という人が多い中、ほし組のHくんは、「キャンプができてよかった。夜うるさくて眠れなかったのがよくなかった」と言っていました。あんなにカブトをとりたがっていたのに、虫取りよりもお泊まりキャンプ自体を楽しんでくれていたのね。そこにも成長を感じました。

このキャンプで、ほし組さんは輝いていました。キャンプをやりきったほし組さん、かっこよかったよ!来年、小学生になって、世話焼いたり見守ったりしているすがたが見えるような気がします。がんばったね、ほし組さん。みんなみんなお疲れさまでした。

(中込)

2015お泊まりキャンプ

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