4月から通っているA君(未満児)が、初めてお友達にやり返した。
一つ下の男の子に長靴を用水路に落とされ、怒ったのである。
みんなが、A君が怒ってやり返したことに、息を呑んだ。
A君は入ってきた当初、お友達には感心があるが、一人遊びも多く、言葉も少なかった。
それでも、にこにこ笑う笑顔でみんなを幸せにしてくれる、不思議な魅力を持った子だ。
はじめは、仲間にいれてもらえず、あきらめて帰ってきたA君だったが、だんだん馴染んでいった。
帰りの会で座れなければ、子どもたちがA君を連れてきてくれる。
「今、A君、○○って言ったよ!」と話した言葉を報告にきてくれる。
感情表現があまりなかったA君も、「あっちに行って!!。」とお友達に言われて泣きながら大人のところにくるようになり、
そして、今日のケンカである。
A君は泣かずに立ち向かった。
泣いて喜び、怒って喜び、ここでは仲間の子どもの成長をみんなが喜んでくれる。
こんな風に私たちを喜ばせてくれる子どもたちに感謝。一緒に成長を喜べる仲間に感謝。
そんな場所で過ごせる自分は幸せです。
ケンカ